今回のテーマは「塩」ということで、さっそく石川県の最尖端、珠洲市でこだわりの塩を作っている新海塩産業さんにお話しをうかがってみましょう!
こんにちは。新海塩産業の紅谷です。新海塩産業は、2002年に創業し、能登半島の自然豊かな海水を利用した衛生的な塩の供給を目指しています。
塩といえばなくてはならないものですが、身近にありすぎてあまり気にする人もいないのではないでしょうか?
必ず体に入ってくるものなので、塩のことをよく知り普段から気にかけることによって塩の可能性や使い分け等にも気づくことができます。
塩づくりのプロとして使い方や成分、生産方法の観点から塩が持つ魅力とその活用法を皆さんにお伝えしたいと思っています!
塩の持つ魅力。とっても興味深いです!詳しく教えていただけませんか?
新海塩産業では能登半島沖の海水100%を使用し、流下式塩田法により一次濃縮過程を経て平釜で炊き上げなにも添加していません。塩なので当然塩辛いのですが、そのなかにもまろやかさや、甘みを感じ取れて食材の旨味を引き出してくれます。市販されている塩には海外の塩を再結晶化させたものや工業的に成分のみを抽出したものもありますが、ミネラル分が少ないため塩辛さしか味わえないと思います。
塩といっても色んな作り方があるんですね!流下式塩田法という言葉が出てきたのですが、どのように作る方法なのでしょうか?
海水から塩になるまですごく手間暇がかかっているんですね!海のミネラルをたくさん含んだ塩を使うことにより美味しいだけでなく健康にも良さそうですね。
新海塩産業の塩を分析した結果、マグネシウム、カルシウム、カリウム等のミネラル分が多く含まれていることがわかりました。
海水の濃度を上げて作る製法のため、海水に含まれるミネラル分が多く残っているのが特徴です。
塩は食卓を彩るモノでもあるため、カラフルな塩も生産しています。料理は見た目も大事なので是非カラフルな塩を使って、見た目にも楽しい食卓を作っていただければと思います。
※塩の成分を分析した結果、多くのミネラル分が含まれることが判明。 可食部100gあたり マグネシウム 457mg カリウム176mg カルシウム228mg 研究機関:日本食品分析センター
カラフルな塩は見た目も華やかで美味しそうですね!おススメの食べ方などありますか?
塩なのですべての料理に使用していただけると思いますが、シンプルにおにぎりにして食べていただくのがよいと思います。ご飯の旨味をしっかりと引き立てつつ、塩の甘味や旨味も楽しめると思います。他には天ぷらやお刺身に一振りしていただいたり、煮物やみそ汁のベースとして使っていただいたりと様々に使っていただけます!
基本的な食材ですが、毎日摂取するものなので、健康的なものを選択したいですね!味も抜群の「塩」。日々の食習慣に取り入れてみませんか?
実際に食べてみると、よくある塩の尖った塩味がなく、甘さを感じました。後味にもいやらしさがなく料理にも最適です!!