
穏やかな風を感じ、鳥のさえずりが聞こえてくる、どこまでも続く広大でのどかな河北潟干拓地。
お客様の期待に応え続けた「福田農園」のすいかは抜群の風味、シャキシャキとした食感、甘さが揃っています。
この夏ぜひご賞味ください。
福田農園では「味きらら」という品種を栽培しています。
こちらの品種は抜群に香り高いものですが、福田農園の味きららは濃厚でありつつスッキリとした甘さで、一般的なすいかは糖度11〜12度と言われていますが私達のすいかは約13度程になります。
お店ですいかを購入となると収穫してから店舗へ行くまで、保管中や販売されている時間の経過があり徐々に鮮度が落ちてしまいますが、産地直送となると大分短縮され、鮮度の違いにまず驚かれると思います!
「甘さがぴかいち!」「今年も待ち遠しい」「シャキシャキさが別次元」「子供が夢中になって食べた」などのお声をたくさんいただいております。
すいか栽培、販売の経験は65年目を迎えました。
当初はリアカーに積み込んで地元や和倉温泉街等に売り歩き商売の難しさを体験してきました。
直接お客様の顔を見ながらすいかを売り歩いたことで、栽培して買っていただく喜びを知ると同時に、購入して頂いたお客様をがっかりさせないようなおいしいすいかを作らなければ申し訳ない、と身に染みて感じております。
「おいしかったからまた買いに来たよ」「福田農園のすいかじゃないと!」と言ってくれるお客様の言葉を聞きたくて、すいかを栽培しています。
長年の経験からひとつ言えることは、土作りを怠っていると栽培する過程で数々の問題が起きてしまうということです。
そこで20年程前から「ぼかし肥料」を使用することでおおむね納得のいく栽培が出来るようになりました。
人間が食物を摂取した時に、急に血糖値が上がってしまうと身体に悪い影響があるのと同様に、作物の根や葉も、養分を急速に吸収してしまうと健康を維持出来なくなります。
減農薬を心掛け、自家製のぼかし肥料を使用することで、土を自然に近い状態に維持し、じわじわと土の栄養を吸収させる栽培方法が福田農園の農業に対するこだわりであり、土作りこそが一番苦労していることです。
「ぼかし肥料」は、米ぬか、油かす、骨粉、魚粉、カニ・エビの殻など天然のものが原料で、これらに水を混ぜると発酵が始まり温度が上がります。
放置したままだと温度は80度近くにも上昇してしまいますので、こまめに撹拌させながら40度から50度に保たなければなりません。
おおむね一ヶ月程度で水分が飛び、「ぼかし肥料」が出来上がります。
この善玉菌の含まれた「ぼかし肥料」を河北潟干拓地の圃場に混ぜ込んで、肥沃な土壌の栄養をすいかにゆっくりじわじわと吸収させて育てています。
他のどこにも無いような美味しいすいかを栽培したいと日々考え、尽力してきました。
種まき、発芽、接木、と育苗の行程に始まり、収穫までのすべてを福田農園で行っています。
すいかの生育環境を壊さないため、疫病防止のために圃場には極力足を踏み入れないことを心掛けており、形状や表皮の色合いを整えることに特化した作業は行いません。
なので形状や表皮の色合いに多少のばらつきが認められる場合がありますが、同じ条件で栽培しておりますので食感や糖度に大きなばらつきが生じにくく、安心して美味しくお召し上がり頂けます。
愛情込めて育てたすいかですので、多くの方に届けたいと思っております。