油与商店

〜創業300年老舗の味〜 

金石の住宅街の一角にある油与商店は、全国の各種メディアに掲載される名店です。
同社が販売しているのは全国でも珍しい「お魚の漬物」です。ふぐのこ、へしこなどなど…金沢の珍味として親しまれています!
油与商店でしか食べられない味を百万石金沢からお届けします。

油与商店は江戸時代に誕生しました。創業当時は家のなかに灯りをともす油売りを商いにしており、お店の名前である油与(あぶらよ)はまさにここから由来しています。
その後、いまから160年ほど前に魚の糠(ぬか)漬けを製造販売する商売を始めました。保存技術が発達していない当時は魚の保存や冬場の栄養補給のために、金石の地で魚の塩物加工が盛んにおこなわれていました。22軒を連ねていた加工商のひとつに同社も存在し、今日まで伝統の味を受け継いでいます。

今回ご紹介するおすすめ商品はふぐの子糠漬けです。ふぐの子とはふぐの卵巣のことを指します。通常ふぐの卵巣は猛毒であり、そのままでは食べることができません。油与商店では代々伝わる伝統製法により毒を無毒化した発酵食として召し上がっていただけます。
なぜ卵巣の毒が消えるのか、いまでも化学的に解明はされていません!江戸時代から伝わる製法を守り続け、現在では石川県の限られた場所で免許を持っている人しか作ることができない、まさに伝統食です。
味は塩漬の期間が⾧いので、塩気が強く味が濃厚です。ご飯のおかずにもお酒のおつまみにもぴったりです。食べ方は糠をさっと落としてそのままでもおいしいですが、グリルであぶることで香ばしい風味が増してよりおいしく召し上がっていただけます。

COREZOインタビュー 対談者のご紹介

てんちょうちゃん

七代目店主
寺尾 高明さん

ふぐの子糠漬けは一般的な野菜の糠漬けとはどのような違いがありますか?

一番の違いは一度漬け込むと2年間は開封しないことです。
糠漬けと聞くと、1日1回糠をかき混ぜることを想像されると思いますが、当店の製法では米ぬかと一緒に魚も熟成させるようなイメージです。なので漬けるために使用している桶や米ぬかも1回使い切りで、シーズンごとに新たに漬け込むことで製法しています。

それだけ手間と時間をかけることで毒抜きができるのですね!
熟成期間にも何か行っていることはありますか?

そうですね…。糠漬けはシーズンごとに一気に漬け込むので、一度に約3000桶は仕込みます。
熟成期間は桶を積んで保管しているのですが、場所によって漬かり具合が変わらないように定期的に積みなおしをしています。
このように自然や環境にゆだねすぎるのではなく、人の手も加えることでさらに商品はおいしくなると考えています!

なるほど…!寺尾さんの思いもお聞きし、ますますいろいろな商品も食べてみたいと思いました!
購入はどちらでできますか?

販売は店舗や石川県内のスーパーでもお買い求めいただけますが、最近はネット販売のご利用も多いです。
特に自社でも出店しているCOREZOでは詰め合せセットをお買い求めいただけるので、初めての方でも当店のいろいろな商品を一度に堪能していただけると思います!

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店舗名:油与商店
住所:金沢市金石上越前町4番15号
電話番号: 076-267-0031
営業時間:10:00〜17:00
定休日:日曜日、祝日
北國Visaデビットカードポイントもご利用いただけます。
この記事は2022年1月31日公開日時点の情報であり、記載内容が変更となっている可能性もございますのでご了承下さい。
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