味噌蔵カフェきくや

〜伝統の味を守り、受け継ぐ〜 

金沢市大野町といえば醤油をイメージされますが、同様に大豆から作られた味噌、糀などの発酵食品も有名です。
今回ご紹介する菊田味噌さんでは加賀味噌の歴史に触れながら、同社の魅力に迫りたいと思います!

加賀味噌の起源は約400年前にさかのぼります。
前田公の治政にて、戦時における軍用の貯蔵食品として盛んにつくられたものが始まりとされています。
昔から北陸の庶民に愛されてきた伝統ある味噌であり、⾧時間かけて熟成したうまみがこくや香りをつくりだしています。
加賀味噌は北陸地方でつくられている味噌のなかでも米糀を多く使用しており、味が濃厚である点が特徴的です。
みそ汁としてはややうすめに仕上げるのがポイントです!

菊田味噌は明治28年(1895)に創業し、今年で創業127年です。
時代が移り変わりゆく中で伝統を守り、大切に受け継いでいます。
昭和46年(1971)には石川県内の味噌製造業者10社が協業する形で加賀味噌食品工業協業組合を設立しました。
現在でも白山市の工場で同社の味噌はつくられています。
そんな菊田味噌は一般販売向けはもちろん、ラーメン屋やうどん屋などの誰もが知っている有名地元飲食店にも使われています。
まさに地元に愛されている味噌屋としてなくてはならない存在です!

今回紹介するおすすめ商品は、定番の米こうじみそです!創業当時からつくられている本製品は、地域の人々に慣れ親しまれた一品です。
表面のロゴは社⾧の奥様がデザインされたものです。
ロゴ上部の稲穂は味噌に使われている米糀をイメージされたそうです。
味は米糀を多く使い、長時間熟成させているため、濃厚でお米の甘みがしっかり感じられます。
みそ汁や鍋など温かい汁物で召し上がっていただくのがおすすめです。

COREZOインタビュー 対談者のご紹介

てんちょうちゃん

4代目代表取締役
菊田 昌一郎さん

社長にとって味噌はどのようなものでしょうか?

味噌は日本人最古の調味料だといわれており、古来から受け継がれてきた伝統的なものです。
現在では製造できる場所も限られている中で、私も伝統を受け継ぐ担い手として味噌づくりに携われることを誇りに思っています。

同社では味噌蔵を改装されたカフェもおこなっているんですね!きっかけは何だったのでしょうか?

私は60歳まで組合の工場勤務を行っていたのですが、先代の病状などを思い、ゆくゆくは自宅での活動に切替られないかと考えていました。
そんななか自宅の使っていない味噌蔵を改装してなにかできないかと思いたち、このカフェが誕生しました。まさしく第二の人生を歩みだした気持ちです。

カフェ開業にはそのようなすてきな思いが込められていたんですね!
最後に同社の味噌はどこで購入できますか?

一般の方向けの販売はカフェ店頭での購入が一番良いと思います。
ショーケースにはそれぞれの味噌の特徴が書いているポップがあるので、きっとお好みのもの見つけていただけると思います。
購入には北國Visaデビットポイントも使えます

店舗おススメ商品

十二割麹みそ
400g
500円(税抜)

十割麹みそ
500g
400円(税抜)

ごまみそ、もろみみそ
各180g
360円(税抜)

店舗情報:味噌蔵カフェきくや
店舗名:菊田味噌株式会社
住所: 石川県金沢市大野町5丁目66
電話番号: 076-267-0156
FAX: 076-267-1086
営業時間:11:30〜15:30
定休日:月曜日、第3土曜・日曜日
北國Visaデビットカードポイントもご利用いただけます。
この記事は2022年3月31日公開日時点の情報であり、記載内容が変更となっている可能性もございますのでご了承下さい。