当店の柱や壁には節が多い、割れがある材木をあえて利用しています。それは当店の一般のお客様に木材の良さ、魅力をより身近に感じてほしいという思いからです。1999年に建てた当初は材木工場と休憩所として利用していましたが、お客様から休憩所をもっと活用してほしいとの要望を受け飲食業を始めることとなり、材木屋らしい薪を利用したピッツァを作るようになりました。また材木工場も一枚板のテーブルなどを販売するスペースに変え、よりカジュアルな雰囲気を目指して雑貨をメインで販売するようになって現在の形に至りました。「食工房」、「木工房」それぞれで自然と木の魅力を感じてほしいです。

名前の由来は木に親しみを持ってほしいとの思いから、林や木で遊ぶ館「もく遊りん」という名前になりました。当店の正式名称は「楽しい手作り木工館、もく遊りん」です。様々な変遷がありましたが、当初からものづくりに対する思いがあります。現在では定期的にワークショップを行っているほか、出張で白山市内の小学校に訪問して、木育授業を行っています。常設で端材の木材とオリジナルの珪藻土を利用したコースター作りと釘で糸を固定して絵を描くストリングアートを行っていますので、来店の折にはぜひ体験してほしいです。

木工房でおすすめの商品はＰＣやスマホの汚れをふき取る黒板消し型クリーナー「ふくふく」です。ミニ、小、大の3サイズに、9色のバリエーションがあります。かわいらしいと好評で、作った先から売れている大人気商品です。エコな商品を目指していて、商品の箱も開封後商品を置く土台として再利用できるようになっています。箱にメッセージを書くスペースがあり、贈り物としても好評です。 食工房でおすすめの商品はとうがらしを入れたテーブルオイルです。辛味がありつつも後に引かず、素材の味を引き立てると好評で、お店ではタバスコ代わりのテーブルオイルとして利用しています。ニンニクの入ったバージョンもあります。にんにくの風味が強く、目玉焼きや野菜炒めに入れるだけでいつも違う味わいになりますよ。最後にまだ商品化途中ですが、イタリア人のシェフの家に代々伝わるスパイスを日本人好みにアレンジしたものを販売予定です。料理に振りかけたり、スープに加えるだけで一気に本場の味になります。すでにお店のほうではテーブル調味料として置いてありますので、来店時にはぜひご賞味ください。